子どものスマホ代で家計が苦しい?家族の携帯代を見直す3つのステップ【大手・格安SIMの料金比較】

子どものお金と節約

子どもが1人増えるたびに、携帯代がふくらんでいく

これまでは夫婦2人分だった携帯代。子どもにスマホを持たせると、そこに1人分が足されます。2人目、3人目と増えていけば、そのたびに毎月の固定費が上がっていきます。

わが家も、夫婦2人で大手の携帯会社を使っていたころは、それだけで月1万円くらいかかっていました。この金額に子どもの分が乗ったら……と考えて、ちょっと焦りました。

「子どもの分くらいなら」と、今の携帯会社でそのまま契約しようとしていませんか?

携帯代が高くなるのは「比べる機会がない」から

携帯代が高くなりやすい理由は、料金そのものより、比べる機会がないことにあります。

わが家がまさにそうでした。当時は家のネット回線がソフトバンク系列だったので、スマホも同じ系列にするとセット割引が付きます。その割引がある分だけ安く感じて、ほかの会社を考える余地がありませんでした。ソフトバンクと、同じ系列のワイモバイルを交互に乗り換えて、乗り換えの割引を使っていたほどです。

セット割引は、たしかにお得です。ただ、大手の割引後の料金は、光回線・でんき・家族3回線以上・特定のクレジットカード払いなどを全部そろえたときの金額であることが多いのです。どれか1つでも欠けると、思ったほど安くなりません。

たとえば、大手3社の使い放題プランは、割引なしだと月8,000円台。割引を全部重ねると5,000円台になります。(2026年10月20日時点、各社公式サイト)

結論:家族全員の携帯代を、まず1枚に書き出す

見直しの第一歩は、子どもの分だけでなく家族全員の携帯代を並べて比べることです。1回線ずつ見ると数百円の差でも、家族全員分を1年で見ると、大きな差になります。

家族の携帯代を見直す3つのステップ

ステップ1:今の携帯代を、1人ずつ書き出す

明細を見て、1人ずつ次の4つを書き出します。

  • 会社とプラン名
  • 1か月に使っているデータ量(明細やアプリで確認できます)
  • 通話のオプション(かけ放題など)
  • 割引の条件(ネット回線とのセット、家族割、クレジットカード)

意外と多いのが、「使い放題を契約しているのに、実際は毎月10GBも使っていない」というケースです。家ではWi-Fiにつないでいれば、データ量はぐっと減ります。

ステップ2:子どもの1回線分を、タイプ別に比べる

子どもが外で使うのは、親との連絡や地図くらいです。データ量は3〜5GBあれば足りることが多いので、小さい容量のプランで比べます。

タイプ会社・プラン月額(割引なし)子ども名義で契約携帯会社のフィルタリング
大手ソフトバンク スマホデビュープラン+ ライト(4GB)2,596円(1年目は割引で1,078円)12歳以上で可無料
大手au U18バリュープラン(〜3GB)2,398円可(親の同意)無料
サブブランドワイモバイル シンプル3 S(5GB)3,278円店頭で可無料
オンライン専用LINEMO ベストプラン(〜3GB)990円不可(親が契約)無料
楽天Rakuten最強プラン(〜3GB)1,078円(12歳以下は割引で最安528円)可(親の同意)550円/月(18歳未満は原則必須、最初の3か月無料)
格安SIMIIJmio ギガプラン(5GB)950円(2GBなら850円)不可(親が契約)396円/月
格安SIMmineo マイピタ(3GB)1,298円不可(親が契約)385円/月

(税込、2026年10月24日に各社の公式サイトで確認。割引の条件や期間は各社のページで確認してください)

同じ「子ども1回線」でも、いちばん高いプランと安いプランでは、フィルタリングの料金を足しても毎月2,000円近くの差があります。1年にすると2万円以上です。

ただし、表の中には18歳未満の名義では契約できず、親の名義で契約する会社があります。また、18歳未満が使うスマホには、携帯会社のフィルタリング(有害なサイトをブロックするサービス)が原則必要です。格安SIMでは有料のオプションになっていることが多いので、その分も足して比べましょう。

ステップ3:家族全員で乗り換えたらいくらか、計算してみる

子どもの分だけ安い会社にする方法もありますが、家族全員で同じ会社にまとめると、家族割引や、家族の間の通話が安くなる特典が使えることがあります。

ここで、セット割引にも向き合います。今の割引をやめて家族全員で乗り換えた場合と、今のままの場合。割引がなくなる分も含めた合計で比べるのがポイントです。

大事にしたいこと別、おすすめの組み合わせ

家庭によって、何を大事にするかは違います。わが家で試していないものも含めて、選び方の目安をまとめました。

お店で相談したい家庭 → 大手か、サブブランド(UQ mobile・ワイモバイル)
手続きや設定を、お店で教えてもらえる安心感があります。子ども向けの割引は1年などの期間限定が多いので、割引が終わった2年目の料金も確かめておきましょう。

家のネット回線とのセット割がある家庭 → 同じ系列のサブブランドと、格安SIMの両方で計算
セット割込みの合計と、セット割をやめて格安SIMにした合計を、両方出してから決めます。セット割引は、スマホの料金から引かれるものが多く、ネット回線の料金は変わらないこともあります。ネット回線を別の会社に変える選択肢も含めて考えてみてください。

とにかく毎月を安くしたい、設定は自分でできる家庭 → 家族全員で格安SIM
親の名義でまとめて契約します。フィルタリングや見守りの設定は、自分たちで行います。

子どもが12歳以下で、使うのは3GBまでの家庭 → 楽天モバイル
「最強こども割」で、13歳の誕生月の前の月まで割り引かれます。子ども名義での契約になり、フィルタリングの料金(月550円)がかかる点も入れて計算しましょう。

わが家の場合:2人で1万円 → 3人で5,767円

わが家の携帯代は、こう変わってきました。

時期会社回線月の携帯代
最初ソフトバンク夫婦2人約1万円
次ワイモバイル夫婦2人約5,000〜6,000円
今IIJmio夫婦+上の子の3人5,767円(2026年9月分、税込)

今のIIJmioは、私が15GB+かけ放題、妻が5GB+10分かけ放題、上の子が5GBです。3人分になったのに、ワイモバイルで2人分払っていたころとほぼ同じ金額に収まっています。(実は下の子もスマホを持たせていますが、無料で使っているので実際は4人の料金です)

IIJmioにしたきっかけは、自分で調べたことではありません。ママ友や、携帯の事情にくわしい人から「うちはIIJmioを使っているよ」と聞いたことでした。半信半疑で計算してみたら、本当に安くなったのです。

乗り換える前にいちばん気になっていたのは、家のネット回線とのセット割引がなくなることでした。でも、よく考えると、セット割引で安くなっていたのはスマホの料金のほうです。ネット回線の料金そのものは、セット割引があっても、ほとんど下がっていませんでした。

今は、家のネット回線も地元の会社に変えて、大手より少し安く契約しています。

わが家のプランのくわしい内訳は、第4回で公開します。

まとめ

  • 携帯代が高くなるのは、比べる機会がないから
  • 子どもの分だけでなく、家族全員の携帯代を1枚に書き出して比べる
  • 子ども1回線でも、会社によって毎月2,000円近くの差がある
  • 格安SIMは親の名義での契約と、フィルタリングの料金も入れて比べる
  • セット割引は、なくなる分も含めた合計で判断する

まずは今月の明細を開いて、家族1人ずつの「使っているデータ量」を見てみてください。身近な人に「携帯、どこ使ってる?」と聞いてみるのも、わが家のように、見直しのきっかけになります。

スマホを持たせるかどうか、まだ迷っている方は、第1回の小学生のスマホ所持率は?いつから持たせるか迷ったら、目的で選ぶ3つの選択肢も読んでみてください。

スマホ代の目安が分かったら、次は渡す前の約束です。次の記事では、小学生・中学生のスマホのルール5つを、書きこめる契約書テンプレートつきでまとめます。

最終確認日:2026年10月24日 / 書いた人:ナッツ

参考にした情報(すべて各社の公式サイト。2026年10月20日確認、子ども1回線の表は10月24日に再確認)